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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻4号

2009年04月発行

文献概要

臨床検査フロンティア 検査技術を生かせる新しい職種

超音波検査士

著者: 南里和秀1

所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター生理検査科

ページ範囲:P.383 - P.384

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はじめに

 超音波検査士とは正式名称を社団法人日本超音波医学会認定超音波検査士(英文名:JSUM Registered Medical Sonographer,RMS)という,社団法人日本超音波医学会(以下,日超医)が認定する資格である.

 資格取得を目指す動機は自信をつけることやプライドのためという理由が多い.普段勉強することのない,画像が作られるメカニズムなどの超音波の基礎や原理の習得や,これまでの断片的な知識や技術を整理することができ,系統立てた考え方が実践でき応用範囲が広がる.また,疾患の特徴を瞬時に捉えることができ根拠のある画像や所見を残すことができる.一定のレベルに達したという信頼感が部内ばかりではなく医師からも得られる.患者からの質問に対しても的確な答えを返せるようになるなどメリットは多いが,資格を取得しても給与に反映されるようなことは少ないため,患者と自己研鑽のために必要な資格取得と考えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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