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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻6号

2009年06月発行

文献概要

技術講座 生理

―臨床生理検査シリーズ・9―超音波検査の原理・検査法・検査時の注意点とピットフォール

著者: 西田睦1

所属機関: 1北海道大学病院検査・輸血部(超音波室)

ページ範囲:P.495 - P.503

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新しい知見

 ハーモニックイメージングとは高調波を受信し画像化する手法である.2種類のハーモニック法がある.一つはティシューハーモニックイメージング(tissue harmonic imaging,THI)という生体内から反射してくるときに発生する高調波を受信し映像化する方法.一般に最も強度のある2次高調波が用いられる.方位分解能が高く,サイドローブなどのアーチファクトを低減させるという長所がある.もう一つはコントラストハーモニックイメージング(contrast harmonic imaging,CHI)で,超音波造影剤の気泡が超音波を送信した際に共振することによって発生する高調波を受信し映像化する方法である.この方法は,造影超音波検査の際に用いられる(図1).

参考文献

1) 金森勇雄,井戸靖司,畑佐和昭,他(編):最新・腹部超音波検査の実践,医療科学社,2008
2) 西田睦:アーチファクト.蒲池正次,他(編):腹部超音波ハンドブック.日本臨床検査技師会,pp53-68,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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