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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻6号

2009年06月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈病理〉

ASC-US,ASC-Hの概念と判断

著者: 荒井祐司1 平井康夫1

所属機関: 1財団法人 癌研究会有明病院細胞診断部

ページ範囲:P.533 - P.536

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はじめに

 細胞診が臨床へ適切に反映されることを目的として,1988年に米国のベセスダで作成された細胞診報告様式であるベセスダシステム1988は,その後1991年と2001年の改訂で用語の見直しなどが行われ,ベセスダシステム2001(The Bethesda system 2001,TBS2001)としてよりよい報告様式へと改善されてきた.

 ベセスダシステムの特徴は,①検体の適否の判断を記載する,②腫瘍性を示唆するという観点から,扁平上皮内病変(squamous intraepithelial lesion,SIL)を2段階に分類した,③異型扁平上皮細胞(atypical squamous cells,ASC)および異型腺細胞(atypical glandular cells,AGC)というカテゴリーを設定した,この3点である.

参考文献

1) Solomom D,Nayar R(編),平井康夫(監訳):ベセスダシステム2001アトラス.Springer Japan,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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