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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻8号

2009年08月発行

文献概要

技術講座 生理

―臨床生理検査シリーズ・11―超音波検査―臨床編(上腹部)

著者: 西田睦1

所属機関: 1北海道大学病院検査・輸血部(超音波室)

ページ範囲:P.697 - P.707

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新しい知見

 造影超音波検査(contrast enhanced ultrasound,CEUS)とは,造影剤を用いた超音波検査である.わが国で保険適用となっている造影剤はレボビスト(R),ソナゾイド(R)の2種類ある.両剤とも血管相(vascular phase)で血流診断を行い,後血管相(post vascular phase)でクッパー細胞(Kupffer cell)の存在・機能診断を行う.現在臨床で汎用されているのはソナゾイド(R)で,保険適用となっているのは肝腫瘤性病変のみである(2009年6月現在).ソナゾイド(R)は世界に先駆け,わが国のみで認可されている.

参考文献

1) 日本超音波検査学会標準化委員会(編):走査法の標準化(案).超音波検査技術 23:39-63,1998
2) 日本超音波検査学会標準化委員会(編):各臓器・各部位におけるチェック項目と表現法の統一化(案).超音波検査技術 27:61-82,2002
3) 日本超音波医学会:超音波診断による肝腫瘤の診断基準.Jpn J Med Ultrasonics 16:No.1,108-110,1989
4) 日本超音波医学会:胆嚢癌の診断基準(案).Jpn J Med Ultrasonics 26:151-154,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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