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技術講座 病理
神経内分泌腫瘍の細胞診
著者: 畠山重春1 和泉智子2 浅川一枝3 濱川真治4
所属機関: 1サイパソリサーチセンター 2サイパソリサーチセンター病理・細胞診 3日本医科大学附属病院病理部 4公立昭和病院臨床検査科
ページ範囲:P.719 - P.726
文献購入ページに移動神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor,NET)は全身に分布する神経内分泌細胞から発生することが知られるようになり,稀な腫瘍ではなくなっている.例えば乳腺から発生するNETの頻度は5~9.4%である.なお,従来良性腫瘍と考えられてきたカルチノイド(carcinoid)も現在では悪性腫瘍に分類されている.NETの確定診断には免疫組織化学的染色が必須であり,クロモグラニンA,シナプトフィジン,CD56,神経特異エノラーゼ(neuron specific enolase,NSE)がその代表的マーカーである.
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