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文献詳細

雑誌文献

検査と技術38巻10号

2010年09月発行

文献概要

増刊号 免疫反応と臨床検査2010 I 総論―免疫反応の基礎 B 検査法

1 最新のイムノアッセイ

著者: 前川真人1

所属機関: 1浜松医科大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.757 - P.761

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はじめに

 イムノアッセイ(immunoassay,免疫測定法)は多くの病態のバイオマーカーを定量測定する方法として非常に有用であり,ますます進化をとげてきている測定法であるといえる.現在のイムノアッセイ法にさらに必要な条件として,精確性,迅速性,簡便性,高感度,微量検体,経済性,新規測定原理,多項目同時測定,測定値の標準化が挙げられる(図1).本稿ではそれぞれ新しい特徴のあるイムノアッセイを紹介する.

参考文献

1) 柏倉恵美子,長岡耕一,篠生孝幸:化学発光酵素免疫測定装置HISCL-2000iによるHBs抗原・抗体測定の検討.Sysmex Journal32:118-124,2009
2) 大坪拓真,山口勲,黒澤竜雄,他:全自動マイクロチップ電気泳動システムの開発.臨床病理57:1045-1051,2009
3) Ullman EF, Kirakossian H, Singh S, et al:Luminescent oxygen channeling immunoassay;Measurement of particle binding kinetics by chemiluminescence. Proc Natl Acad Sci USA91:5426-5430,1994
4) 隈博幸,円福敬二,吉永耕二,他:磁気マーカーを用いた免疫検査システム.臨床化学36:6-12,2007
5) 本間武聖,三澤理一:臨床化学へのマルチプレックス(BioPlex)技術.臨床化学36:13-18,2007
6) 芝崎太,森實芳仁,槇坂典子:MUSTag法による蛋白バイオマーカーの超高感度多項目測定と簡易・迅速診断への応用.臨床病理57:1104-1112,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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