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文献詳細

雑誌文献

検査と技術38巻10号

2010年09月発行

文献概要

増刊号 免疫反応と臨床検査2010 I 総論―免疫反応の基礎 B 検査法

2 イムノクロマトグラフィ

著者: 柴田宏1

所属機関: 1島根大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.762 - P.765

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はじめに

 近年,迅速で,しかも患者さんの目の前で検査結果のわかるPOCT〔point of care testing,またはNPT(near patient testing)〕検査試薬が汎用されるようになってきた.免疫反応においてこれらの迅速化に威力を発揮しているのがメンブレンベースイムノアッセイである.ここではイムノクロマトグラフィー法の測定原理,問題点(注意点),将来性などについて解説する.

参考文献

1) 柴田宏:POCTの動向.検査と技術34:962-964,2006
2) 柴田宏,陶山洋二,伊藤睦子,他:インフェクトロールを用いたHBs抗原検出用イムノクロマトグラフィ法試薬のロット間検出感度比較.医学検査54:880-886,2005
3) 木下敬一郎,安木義博,柴田宏,他:インフェクトロールとパネル血清を用いた5種イムノクロマトグラフィー法検査試薬によるHBs抗原検出感度の比較.医学検査54:774-777,2005
4) 厚生労働省安全性情報(医薬品・医療用具安全性情報170号),厚生労働省,2001
5) 佐藤達郎,津根千里,橋本洋,他:日臨技データ共有化管理試料Accurunシリーズinfectrolによるイムノクロマトグラフィー法試薬の精度管理の有用性(第一報).HBs抗原検査試薬.医学検査56:1334-1339,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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