文献詳細
増刊号 免疫反応と臨床検査2010
I 総論―免疫反応の基礎 B 検査法
文献概要
免疫多重染色とは
免疫多重染色は同一切片上で複数の抗体を用いて染色する方法であり,本稿では特に抗体ごとに異なった発色剤を用いる方法を解説する.この方法ではさまざまな分子などの相互的な位置関係が把握できるという大きなメリットがあり,実際の病理診断の現場でも,前立腺癌におけるPIN4(高分子サイトケラチンとAMACR,P63のカクテル)など実用的なカクテル一次抗体が応用されるようになってきた.
免疫多重染色は同一切片上で複数の抗体を用いて染色する方法であり,本稿では特に抗体ごとに異なった発色剤を用いる方法を解説する.この方法ではさまざまな分子などの相互的な位置関係が把握できるという大きなメリットがあり,実際の病理診断の現場でも,前立腺癌におけるPIN4(高分子サイトケラチンとAMACR,P63のカクテル)など実用的なカクテル一次抗体が応用されるようになってきた.
参考文献
1) 柳田絵美衣,伊藤智雄:病理技術―市販キットによる免疫多重染色プロトコール.病理と臨床28:91-95,2010
掲載誌情報