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文献詳細

雑誌文献

検査と技術38巻10号

2010年09月発行

文献概要

増刊号 免疫反応と臨床検査2010 I 総論―免疫反応の基礎 E イムノアッセイの精度管理

2 血液型精度管理サーベイとは

著者: 石井規子1

所属機関: 1昭和大学病院輸血部

ページ範囲:P.801 - P.805

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はじめに

 血液型の判定作業には,基本的な手技で検査を行い,赤血球凝集の有無を判定するステップと,その反応がどの血液型にあてはまるのかを判断するステップがある.正確な血液型判定にはこの両方のステップが正しく行われることが必要である.そのため精度管理サーベイでは,いわゆる正常検体(通常遭遇する血液型)を正しく判定できているかどうかを調査することを目的とする場合と,正常でない反応(亜型や不規則抗体保有検体)の判定能力とその反応についての解釈,問題解決能力を調査することを目的とする場合がある.サーベイの実施方法には,精度管理調査用の検体であることを明記した試料を配付し,その結果を回収するオープン調査と,精度管理調査用の検体であることを伏せて調査検体を紛れ込ませ,日常の検査と同じように検査した結果を回収するブラインド調査がある.

参考文献

1) 厚生労働省(編):血液製剤の使用にあたって,第4版.じほう,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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