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文献詳細

雑誌文献

検査と技術38巻10号

2010年09月発行

文献概要

増刊号 免疫反応と臨床検査2010 IV 感染症 B 各種感染症の免疫学的検査法

2 腸管感染症

著者: 川上小夜子1 斧康雄2

所属機関: 1帝京大学医学部附属病院中央検査部 2帝京大学医学部微生物学講座

ページ範囲:P.878 - P.880

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腸管感染症の免疫学的検査

 急性胃腸炎を発症するノロウイルス,ロタウイルス,アデノウイルスおよび偽膜性大腸炎の原因となるClostridium difficile(CD)の産生する腸管毒素(トキシンA)と細胞傷害毒素(トキシンB)については,現在,イムノクロマトグラフィ法を利用して糞便から直接抗原検出が可能である.これらは特別な測定機器などを必要とせず,簡便な操作で短時間に実施できる検査法(point of care testing,POCT)として普及している.腸管出血性大腸菌では,分離培養したコロニーを使用してベロトキシン1と2の検出が可能となっている.

参考文献

1) Kato H, Ito Y, vanden Berg RJ, et al:First isolation of clostridium difficile 027 in Japan. Euro Surveill12:E070111.3,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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