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増刊号 免疫反応と臨床検査2010 IV 感染症 B 各種感染症の免疫学的検査法
2 腸管感染症
著者: 川上小夜子1 斧康雄2
所属機関: 1帝京大学医学部附属病院中央検査部 2帝京大学医学部微生物学講座
ページ範囲:P.878 - P.880
文献購入ページに移動急性胃腸炎を発症するノロウイルス,ロタウイルス,アデノウイルスおよび偽膜性大腸炎の原因となるClostridium difficile(CD)の産生する腸管毒素(トキシンA)と細胞傷害毒素(トキシンB)については,現在,イムノクロマトグラフィ法を利用して糞便から直接抗原検出が可能である.これらは特別な測定機器などを必要とせず,簡便な操作で短時間に実施できる検査法(point of care testing,POCT)として普及している.腸管出血性大腸菌では,分離培養したコロニーを使用してベロトキシン1と2の検出が可能となっている.
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