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技術講座 生理
―ステップアップのための画像診断入門・1―胸部画像診断(胸部単純X線撮影)①
著者: 野間恵之1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院放射線診断部門
ページ範囲:P.183 - P.187
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胸部単純X線写真にはレントゲンによるX線の発見以来100年以上の歴史があるが,CTから始まるデジタル化の波に乗って胸部写真もデジタル化が進んでいる.これに伴って従来のフィルムはなくなり,モニターでの診断が一般的になってきた.そのため画像の拡大,縮小や濃度の変更,白黒反転などが自在となり,重なりからくる虚像や骨,腹部などのコントラストの悪い部位の観察などに力を発揮する.データ容量が大きいためその管理に費用がかかるがフィルムを運ぶ手間が省けるため過去画像を参照するのが容易となっている.
胸部単純X線写真にはレントゲンによるX線の発見以来100年以上の歴史があるが,CTから始まるデジタル化の波に乗って胸部写真もデジタル化が進んでいる.これに伴って従来のフィルムはなくなり,モニターでの診断が一般的になってきた.そのため画像の拡大,縮小や濃度の変更,白黒反転などが自在となり,重なりからくる虚像や骨,腹部などのコントラストの悪い部位の観察などに力を発揮する.データ容量が大きいためその管理に費用がかかるがフィルムを運ぶ手間が省けるため過去画像を参照するのが容易となっている.
参考文献
1) 佐藤雅史:胸部写真の読み方と楽しみ方.秀潤社,2003
2) Reed JC:CHEST RADIOLOGY:plain film patterns and differential diagnoses, 4th ed. Mosby-year Book,1997
3) Felson B:CHEST ROENTGENOLOGY. WB Saunders, Philadelphia,1973
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