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細胞検査士の将来像―臨床医に期待される細胞検査士
著者: 竹中明美1
所属機関: 1大阪府立成人病センター臨床検査科
ページ範囲:P.324 - P.324
文献購入ページに移動近年,画像診断の発達に伴い微小病変が発見されるようになり,また新しい細胞判定基準が必要になってきました.微小病変は早期癌,境界病変が多く,異型の乏しい癌や前癌状態の細胞が採取されてきます.昔(?),癌細胞は大きく,核異型やクロマチン増量といった著明な判定基準が存在したのに,今では小型で核異型も少ない癌の判定をしなくてはなりません.また,病変が小さく,組織の採取が難しい症例や細胞診のみで判定する臓器や病変も増えてきました.
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