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文献詳細

雑誌文献

検査と技術38巻5号

2010年05月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

脱脂について

著者: 濱川真治1

所属機関: 1公立昭和病院臨床検査科

ページ範囲:P.348 - P.348

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■脱脂処理の必要性

 病理組織染色に用いるパラフィン切片は,(1)ホルマリンによる固定,(2)アルコールによる脱水,(3)中間剤による脱アルコール,(4)パラフィン浸透の各工程が完了していることにより良好な標本作製が可能となる.通常,アルコールによる脱水工程やクロロホルムなどの中間剤処理,パラフィン浸透工程において,組織中の大まかな脂肪は溶出する.しかし,脂肪成分の多い組織は,パラフィンの浸透が妨げられ薄切が困難となる場合が多く,前処理として“脱脂”という操作が必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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