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文献詳細

雑誌文献

検査と技術38巻6号

2010年06月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈生化学〉

血清亜鉛を指標とした栄養指導

著者: 北村弘文1 塩原泉1 亀子光明1

所属機関: 1長野市民病院臨床検査科

ページ範囲:P.433 - P.436

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はじめに

 亜鉛は,健全な生体を構成する必須栄養素の一つである.本表題は,生体内での亜鉛の充足度を血清亜鉛濃度から読みとって栄養指導に役立てようとするものである.したがって,表題の成立には「血清亜鉛濃度で生体内の亜鉛の充足度を観測できる」ことが前提条件ということになる.よってまず,「血清亜鉛濃度測定で生体内亜鉛充足度の観測は可能か?」から述べることにしたい.

参考文献

1) 野本昭三,山内一由,中林徹雄:血清亜鉛値による亜鉛欠乏症検出システムの現況―その欠落部への提言.Biomed Res Trace Elem 14:335-337,2003
2) 日暮和彦,飯塚直美,芳村一,他:生化学自動分析装置を用いた亜鉛比色測定法.Biomed Res Trace Elem 18:380-385,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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