文献詳細
文献概要
Laboratory Practice 〈診療支援〉
的確な緊急異常値の報告の運用
著者: 大川龍之介1 矢冨裕1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.562 - P.567
文献購入ページに移動はじめに
緊急異常値,いわゆるパニック値は,診療で発見することが困難である患者からの静かな生命の警鐘であり,検査部はその患者の唯一のライフラインとなる可能性を伴っている.したがって検査部は,この緊急異常値の重要性を把握し,的確に設定・発見し,臨床へ速やかに報告しなければならない.
本稿では,この緊急異常値に対する,当院における設定・報告方法,さらには,緊急異常値見逃しや報告遅延防止のための取り組みを紹介したい.
緊急異常値,いわゆるパニック値は,診療で発見することが困難である患者からの静かな生命の警鐘であり,検査部はその患者の唯一のライフラインとなる可能性を伴っている.したがって検査部は,この緊急異常値の重要性を把握し,的確に設定・発見し,臨床へ速やかに報告しなければならない.
本稿では,この緊急異常値に対する,当院における設定・報告方法,さらには,緊急異常値見逃しや報告遅延防止のための取り組みを紹介したい.
参考文献
1) Lundberg GDu:uPanic values five years later. Lab Observer 9:27-34,1977
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