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敗血症患者における生化学検査値の特徴
著者: 金井信一郎12 本田孝行12
所属機関: 1信州大学医学部附属病院臨床検査部 2信州大学医学部附属病院感染制御室
ページ範囲:P.580 - P.581
文献購入ページに移動敗血症は診断や治療開始の遅れが死亡率に大きく影響する重篤な病態であるが,その検査データを解釈することは難しい.炎症マーカーが参考になるが,炎症は感染だけでなく,種々の原因に起因し,敗血症に特異的ではないからである.
本稿では炎症マーカーのうち,特に頻用されるC反応性蛋白(C-reactive protein,CRP)と細菌感染症に特異度が高いプロカルシトニン(procalcitonin,PCT)について触れたい.また,筆者らは敗血症において,肝機能検査が早期のマーカーとなる可能性を検討したので併せて紹介する.
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