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粘液癌
著者: 森谷卓也1 中島一毅1
所属機関: 1川崎医科大学病理学2
ページ範囲:P.627 - P.627
文献購入ページに移動【症例の概要】
40歳代,女性.右乳房に腫瘤を自覚し来院.マンモグラフィでは乳腺濃度領域から突出するような,高濃度な多角形腫瘤があり,辺縁は微細分葉状でカテゴリー4と判断された.超音波検査では均質な内部エコーレベルを有し(図1),ドプラおよびエラストグラフィ(図2)を合わせて粘液癌が疑われた.造影MRIでも早期から濃染がみられた.穿刺吸引細胞診で悪性・粘液癌推定と判定,手術が施行された.病理学的には純型の粘液癌(図4,5)で,核異型は中等,エストロゲン受容体陽性,HER2陰性であった.
40歳代,女性.右乳房に腫瘤を自覚し来院.マンモグラフィでは乳腺濃度領域から突出するような,高濃度な多角形腫瘤があり,辺縁は微細分葉状でカテゴリー4と判断された.超音波検査では均質な内部エコーレベルを有し(図1),ドプラおよびエラストグラフィ(図2)を合わせて粘液癌が疑われた.造影MRIでも早期から濃染がみられた.穿刺吸引細胞診で悪性・粘液癌推定と判定,手術が施行された.病理学的には純型の粘液癌(図4,5)で,核異型は中等,エストロゲン受容体陽性,HER2陰性であった.
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