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文献詳細

雑誌文献

検査と技術38巻9号

2010年09月発行

文献概要

技術講座 生化学

real-time PCR法によるキメラmRNAの定量

著者: 南木融1

所属機関: 1筑波大学附属病院検査部

ページ範囲:P.681 - P.685

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新しい知見

 キメラ遺伝子(融合遺伝子)の定量検査は,白血病病型の確定診断や治療法の決定,化学療法や造血幹細胞移植(stem cell transplantation,SCT)後の治療効果判定および再発の早期発見に有用であり日常検査として行われている.これまでキメラ遺伝子検査は白血病やリンパ腫に対して行われてきたが,最近では前立腺癌や非小細胞肺癌においても融合遺伝子が認められており,今後は白血病やリンパ腫以外の疾患に対するキメラ遺伝子検査にも期待がもたれる.

参考文献

1) 日本染色体遺伝子検査学会(編):染色体遺伝子検査の分かりやすい説明ガイドライン.日本染色体遺伝子検査学会,pp28-39,2007
2) 横田浩充:Real-time PCR法(TaqMan PCR,Light cycler)による遺伝子定量.臨床病理レビュー 128:180-188,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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