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文献概要
はじめに
筆者がディスク法の測定原理に触れた最初の資料がCooperの文献1)であった.その後,Bauerらの一濃度法2)を基盤としたCLSI(Clinical and Laboratory Standards Institute)によるディスク法の標準化やディスク作成および判定基準設定法を記したドキュメント3)を入手し理解を深めた次第であった.今日,自動機器の普及に伴い微量液体希釈法への転換が急激に進み,ディスク法は全感受性検査の20%未満まで減少した.しかし,米国の例をみてもディスク法の需要は根強いものがあり,執筆する意義があると考えた.
筆者がディスク法の測定原理に触れた最初の資料がCooperの文献1)であった.その後,Bauerらの一濃度法2)を基盤としたCLSI(Clinical and Laboratory Standards Institute)によるディスク法の標準化やディスク作成および判定基準設定法を記したドキュメント3)を入手し理解を深めた次第であった.今日,自動機器の普及に伴い微量液体希釈法への転換が急激に進み,ディスク法は全感受性検査の20%未満まで減少した.しかし,米国の例をみてもディスク法の需要は根強いものがあり,執筆する意義があると考えた.
参考文献
1) Cooper KEu:uTheory of antibiotic inhibition zones in agar media. Nature 176:510-511,1955
2) Bauer AW, Kerby WM, Sherris JC, et alu:uAntibiotic susceptibility testing by standardized single disk method. Am J Clin Pathol 45:493,1966
3) National committee for Clinical Laboratory Standardsu:uDevelopment of In vitro Susceptibility Testing Criteria and Quality Control Parameters. NCCLS Document. M23-P, Vellanova, Pa.NCCLS,1987
4) 相原雅典,小栗豊子,菅野治重,他:Tosufloxacin,LomefloxacinのWHOおよびNCCLS規格に準拠した一濃度ディスクの作成と判定基準の検討.臨床病理 40:73-80,1992
5) Metzler CM, DeHaanuRMu:uSusceptibility tests of anaerobic bacteria. J Infect Dis 130:588-594,1974
6) 相原雅典:検査法の基礎検討のしかた 薬剤感受性試験.検査と技術 25:1075-1079,1997
掲載誌情報