icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術38巻9号

2010年09月発行

文献概要

復習のページ

ディスク拡散法の測定原理

著者: 相原雅典1

所属機関: 1ファルコバイオシステムズ東京研究所

ページ範囲:P.723 - P.726

文献購入ページに移動
はじめに

 筆者がディスク法の測定原理に触れた最初の資料がCooperの文献1)であった.その後,Bauerらの一濃度法2)を基盤としたCLSI(Clinical and Laboratory Standards Institute)によるディスク法の標準化やディスク作成および判定基準設定法を記したドキュメント3)を入手し理解を深めた次第であった.今日,自動機器の普及に伴い微量液体希釈法への転換が急激に進み,ディスク法は全感受性検査の20%未満まで減少した.しかし,米国の例をみてもディスク法の需要は根強いものがあり,執筆する意義があると考えた.

参考文献

1) Cooper KEu:uTheory of antibiotic inhibition zones in agar media. Nature 176:510-511,1955
2) Bauer AW, Kerby WM, Sherris JC, et alu:uAntibiotic susceptibility testing by standardized single disk method. Am J Clin Pathol 45:493,1966
3) National committee for Clinical Laboratory Standardsu:uDevelopment of In vitro Susceptibility Testing Criteria and Quality Control Parameters. NCCLS Document. M23-P, Vellanova, Pa.NCCLS,1987
4) 相原雅典,小栗豊子,菅野治重,他:Tosufloxacin,LomefloxacinのWHOおよびNCCLS規格に準拠した一濃度ディスクの作成と判定基準の検討.臨床病理 40:73-80,1992
5) Metzler CM, DeHaanuRMu:uSusceptibility tests of anaerobic bacteria. J Infect Dis 130:588-594,1974
6) 相原雅典:検査法の基礎検討のしかた 薬剤感受性試験.検査と技術 25:1075-1079,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら