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文献詳細

雑誌文献

検査と技術38巻9号

2010年09月発行

文献概要

けんさ質問箱

ASC-US,ASC-HとLEEP・円錐切除後フォローアップ

著者: 中山裕樹1

所属機関: 1神奈川県立がんセンター婦人科

ページ範囲:P.728 - P.731

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Q.QASC-US,ASC-HとLEEP・円錐切除後フォローアップ

ASC-US,ASC-Hについて,LEEPや円錐切除をした後のフォローアップの患者さんのとき,どのようにしたらよいのか教えてください.(岐阜市 O.A.生)


A.中山裕樹

はじめに

 子宮頸癌の罹患者は急速に若年化しており,未産婦あるいは未婚者の罹患が増えている.そのため,初期癌では妊孕性温存治療を行うことが多くなり,それら治療後のフォローアップ細胞診をみる機会も増えている.本稿では,妊孕性温存治療後に細胞診異常,特にASC-US(atypical squamous cells of undetermined significance)・ASC-H(atypical squamous cells cannot exclude HSIL)が疑われた場合の取り扱いにつき概説する.

参考文献

1) 中山裕樹:子宮頸部0がん・初期がんの診断に円錐切除は有用か-子宮頸部初期病変に対する子宮頸部円錐切除術の可能性と限界;癌研式およびレーザー式.産婦人科の世界 59:685-691,2007
2) Salomon D, Nayar Ru:uThe Bethesda System for Reporting Cervical Cytology. Springer-Verlag, Berlin, Heidelberg,2003
3) 植木健:子宮頸部初期病変に対する管理法と治癒的円錐切除法の確立へのアプローチ.日産婦誌 58:1752-1759,2006
4) 加藤久盛,井畑穰,三田俊二,他:子宮頸部初期癌及び異形成に対する光線力学的治療.日本レーザー治療学会誌 5:37-42,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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