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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻1号

2011年01月発行

文献概要

コーヒーブレイク

飛行機と医療の深い関係―②機内で起こりやすい急変とその対応体制

著者: 佐藤健一1

所属機関: 1医療法人篤友会関西リハビリテーション病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.37 - P.37

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 今回は,機内でどのような急変が多く,それらが起きたときにはどうなるかについてみていきましょう.

 急変で多いのは意識障害,消化器症状,胸痛・動悸などです.このあたりは前回の気圧の変化からも予想できたのではないでしょうか.意識障害の原因として不整脈や心筋梗塞などが多いと予想された方も多いかもしれませんが,実際にはトイレ付近で倒れられる方が多いようです.これはぎりぎりまでトイレを我慢し,我慢しきれなくなって排尿した後に血圧がストンと下がることによって失神が起こるのです.血管迷走神経反射による失神なのですが,誘因としては長時間座っていること,水分を摂らないで脱水状態になっていることなどが挙げられます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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