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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻10号

2011年09月発行

文献概要

増刊号 緊急報告すべき検査結果のすべて―すぐに使えるパニック値事典 Ⅰ 生化学

グルコース《血糖,ブドウ糖》

著者: 目黒周1 渡部直美2 武井泉3

所属機関: 1慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科 2慶應義塾大学病院中央臨床検査部 3東京歯科大学市川総合病院内科

ページ範囲:P.733 - P.736

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検査の概要

 現在の測定法別使用率はヘキソキナーゼ(hexokinase,HK)法が約60%,ブドウ糖酸化酵素(glucose oxidase,GOD)電極法が約30%である.HK法は特異性が高く,日本臨床化学会の勧告法として提唱されており,アメリカ臨床化学会のレファレンス法でもある.日常測定法では汎用自動分析装置用試薬として多く用いられている.GOD電極法は反応過程において消費される酸素を測定するもので,日常測定法では専用測定装置として,また自己血糖測定(self-monitoring of blood glucose,SMBG)装置でも用いられている.

参考文献

1) 日本臨床検査自動化学会:極端値・パニック値対応マニュアル.日本臨床検査自動化学会誌 30(Suppl 1):20-25,2005
2) 目黒周,渥美義仁:糖尿病性昏睡―診断と診療上の注意点.医学のあゆみ 207:758-762,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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