文献詳細
文献概要
増刊号 緊急報告すべき検査結果のすべて―すぐに使えるパニック値事典 Ⅰ 生化学
クレアチンキナーゼ〔CK〕《クレアチンホスホキナーゼ〔CPK〕》
著者: 高木康1
所属機関: 1昭和大学医学部医学教育推進室
ページ範囲:P.774 - P.775
文献購入ページに移動検査の概要
クレアチンキナーゼ(creatine kinase,CK)は,クレアチンリン酸とアデノシン二リン酸(adenosine diphosphate,ADP)からクレアチンとアデノシン三リン酸(adenosine triphosphate, ATP)を生成する酵素反応に関与し,特に筋肉中でのエネルギー代謝上極めて重要な役割を果たしている.M(muscle)とB(brain)の二つのサブユニットからなる2量体であり,分子量は82kDaである.細胞可溶性分画に存在するアイソザイム(MM,MB,BB)とミトコンドリア分画に存在するCKとがある.MMは骨格筋に,MBは心筋に,そしてBBは脳や平滑筋に多く存在する.このため,これら臓器が傷害されると血中に逸脱して高値となる.
クレアチンキナーゼ(creatine kinase,CK)は,クレアチンリン酸とアデノシン二リン酸(adenosine diphosphate,ADP)からクレアチンとアデノシン三リン酸(adenosine triphosphate, ATP)を生成する酵素反応に関与し,特に筋肉中でのエネルギー代謝上極めて重要な役割を果たしている.M(muscle)とB(brain)の二つのサブユニットからなる2量体であり,分子量は82kDaである.細胞可溶性分画に存在するアイソザイム(MM,MB,BB)とミトコンドリア分画に存在するCKとがある.MMは骨格筋に,MBは心筋に,そしてBBは脳や平滑筋に多く存在する.このため,これら臓器が傷害されると血中に逸脱して高値となる.
掲載誌情報