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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻10号

2011年09月発行

文献概要

増刊号 緊急報告すべき検査結果のすべて―すぐに使えるパニック値事典 Ⅳ 微生物

微生物が検出された場合に医師に緊急に報告すべき検体―髄液

著者: 石和田稔彦1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院小児病態学

ページ範囲:P.836 - P.838

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検査の概要

 髄液微生物検査は,一般的には腰椎穿刺により採取された髄液を用い,グラム染色塗抹鏡検および細菌培養検査が行われる.また,髄膜炎の起炎菌として頻度の高い細菌であるHaemophilus influenzae type b(Hib),Streptococcus pneumoniae(肺炎球菌),Streptococcus agalactiae(GBS),Neiserria meningitidis(髄膜炎菌),B群髄膜炎菌と交差抗原性を有するK1抗原保有Escherichia coli(大腸菌)に対するラテックス凝集反応を利用した迅速抗原検査法がある1)

参考文献

1) 及川純子,石和田稔彦:中枢神経系細菌感染症.検査と技術 38(増刊):881-883,2010
2) Tunkel AR, Hartman BJ, Kaplan SL, et al : Practice guidelines for the management of bacterial meningitis. Clin Infect Dis 39:1267-1284,2004
3) Adams WG, Deaver KA, Cochi SL, et al : Decline of childhood Haemophilus influenzae (Hib) type b disease in the Hib vaccine era. JAMA 269:221-226,1993
4) Poehling KA, Talbot TR, Griffin MR, et al : Invasive pneumococcal disease among infants before and after introduction of pneumococcal conjugate vaccine. JAMA 295:1668-1674,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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