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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻10号

2011年09月発行

文献概要

増刊号 緊急報告すべき検査結果のすべて―すぐに使えるパニック値事典 Ⅳ 微生物

微生物が検出された場合に医師に緊急に報告すべき検体―血液 特に危険な細菌・真菌

著者: 舟田久1

所属機関: 1富山大学医学部感染予防医学講座

ページ範囲:P.839 - P.842

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はじめに

 本来無菌の血液からの菌の分離は,その菌が感染症の原因菌であることの意味づけとなるだけでなく,敗血症などの重篤な病態の指標にもなる1).そのため,菌の種類を問わず,血液培養の陽性結果はそれ自体が医師への緊急報告の必須事項である.本稿では,日常診療で特に緊急性の高い,急速致死的な経過をたどることの多い細菌や真菌を取り上げる.培養結果の報告の緊急性は患者の年齢や基礎疾患,治療法,さらに感染病型によっても左右される.

参考文献

1) 舟田久(編著):敗血症の解明と治療戦略.医薬ジャーナル社,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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