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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻10号

2011年09月発行

文献概要

増刊号 緊急報告すべき検査結果のすべて―すぐに使えるパニック値事典 Ⅳ 微生物

感染防止対策上,検出された場合に医師に緊急に報告すべき微生物―ノロウイルス・ロタウイルス

著者: 水谷哲1 寺地つね子1

所属機関: 1大阪警察病院感染管理センター 2大阪警察病院感染管理センター臨床検査科

ページ範囲:P.862 - P.865

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はじめに

 ノロウイルスとロタウイルスによる胃腸炎は,感染力が極めて強く,迅速で適切な初期対応が感染拡大防止に重要である.

 本稿では,検査技師として必要な知識と対応を紹介する.

参考文献

1) 日本臨床微生物学会検査法マニュアル作成委員会・腸管感染症検査ガイドライン委員会:腸管感染症検査ガイドライン,ウイルス性腸管感染症.日本臨床微生物学会雑誌 20:45-51,2010
2) 葛谷光隆:ロタウイルス感染症.公衆衛生 71:991-993,2007
3) 牛島廣治,秋原志穂,周玉梅,他:ロタウイルス感染症についての最近の疫学と知見.小児科臨床 57:327-333,2004
4) 国立感染症研究所感染症情報センター:ロタウイルス2005~2010年.(http://idsc.nih.go.jp/iasr/32/373/tpc373-j.html),2011
5) 高橋伸方,和田智顕,池田政憲:NICUにおけるノロウイルスのpseudo-outbreak―新生児便検体におけるノロウイルス迅速診断キットの高頻度の偽陽性.小児感染免疫 22:223-226,2010
6) 岩田敏:ロタウイルス抗原.臨床検査 47:159-161,2003
7) 矢野邦夫:CDC「ノロウイルスガイドライン」の重要ポイントの解説.Infection Control 20:79-82,2011
8) 国立感染症研究所感染症情報センター:ノロウイルス感染症とその対応・予防(医療従事者・施設スタッフ用).(http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/NV0618-b2.pdf),2006
9) 厚生労働省:ノロウイルスに関するQ&A.平成16年2月4日(最終改訂:平成22年11月15日).(http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.pdf),2010
10) 岩田敏:下痢症ウイルス(ロタウイルス,アデノウイルス,ノロウイルス).臨床と微生物 33:129-131,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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