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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻10号

2011年09月発行

文献概要

増刊号 緊急報告すべき検査結果のすべて―すぐに使えるパニック値事典 Ⅴ 生理

泌尿器科エコー

著者: 白石周一1

所属機関: 1東海大学医学部附属病院臨床検査技術科

ページ範囲:P.923 - P.926

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はじめに

 泌尿器領域の超音波検査では,腎・尿管・膀胱・前立腺・精囊腺・精巣・精巣上体などが検査対象となる.悪性腫瘍,尿路閉塞,炎症,臓器損傷などを示唆する超音波所見が得られた場合には,緊急報告が必要である.

 痛みを伴っている場合には,有痛部を中心とした検索を行うが,周囲の器官や組織などの変化にも注意する.また,消化管や婦人科領域(子宮・卵巣)などの他領域疾患との鑑別を要する.

 超音波所見だけでなく,患者状態や既往歴,検体検査などの他検査データなども考慮しながら検査を進めていくことが肝要である.

参考文献

1) 落合慈之(監修):腎・泌尿器疾患ビジュアルブック.学研メディカル秀潤社,2010
2) 香川征(監修):標準泌尿器科学,第8版.医学書院,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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