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増刊号 緊急報告すべき検査結果のすべて―すぐに使えるパニック値事典 Ⅴ 生理
泌尿器科エコー
著者: 白石周一1
所属機関: 1東海大学医学部附属病院臨床検査技術科
ページ範囲:P.923 - P.926
文献購入ページに移動泌尿器領域の超音波検査では,腎・尿管・膀胱・前立腺・精囊腺・精巣・精巣上体などが検査対象となる.悪性腫瘍,尿路閉塞,炎症,臓器損傷などを示唆する超音波所見が得られた場合には,緊急報告が必要である.
痛みを伴っている場合には,有痛部を中心とした検索を行うが,周囲の器官や組織などの変化にも注意する.また,消化管や婦人科領域(子宮・卵巣)などの他領域疾患との鑑別を要する.
超音波所見だけでなく,患者状態や既往歴,検体検査などの他検査データなども考慮しながら検査を進めていくことが肝要である.
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