文献詳細
文献概要
ワンポイントアドバイス
透析のシャント部をうまく描出するには?
著者: 富田則明1
所属機関: 1東葛クリニック病院検査部超音波室
ページ範囲:P.1086 - P.1087
文献購入ページに移動瘤全体を正しく評価するには,体表面に盛り上がった血管に対してプローブを直接当てると血管がつぶれてしまうので,たっぷり硬めのゼリー(軟らかいゼリーは流れやすいため)か,音響媒体(東芝製SONAGEL, GEL PAD,スキンなど)を使用して体表から大きく膨らんだ体表面にプローブを直接(密着)当てないで浮かせるよう工夫をする.
浮かせたプローブを被検者の検査部位に当てて固定させるために,検者は薬指,小指で支点を作り,肘前腕を枕などで固定する2支点支持部を作り,深部視野幅の広い台形スキャン(トラペゾイド)機能を活用するようにアプローチに工夫をすることが重要である(図1,2).
参考文献
掲載誌情報