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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻13号

2011年12月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈一般〉

尿沈渣検査:上皮細胞の鑑別①細胞の大きさ・形

著者: 猪浦一人1

所属機関: 1埼玉県済生会栗橋病院臨床検査科

ページ範囲:P.1162 - P.1166

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はじめに

 尿沈渣検査において上皮細胞の鑑別は,病変部位の推定,病変の程度,悪性腫瘍発見につながる.

 上皮細胞の由来推定は,細胞質の辺縁構造・表面構造など細胞質に特徴が表れ,細胞の良性・悪性所見は核に特徴が表れるとされている.その他にも沈渣の背景所見,細胞の大きさ・形などさまざまな所見を加味し,細胞判定が行われている.

 今回は細胞鑑別のポイントを「大きさ・形」,「細胞質の特徴」,「良性細胞と癌細胞の鑑別」をテーマに,3回シリーズで解説する.

参考文献

1) 日本臨床衛生検査技師会(編):尿沈渣検査法.日本臨床衛生検査技師会,1991
2) 日本臨床衛生検査技師会 尿沈渣検査法編集委員会:尿沈渣検査法2000.日本臨床衛生検査技師会,2000
3) 日本臨床検査技師会 尿沈渣検査法編集委員会:尿沈渣検査法2010.日本臨床検査技師会,2011
4) 猪浦一人:尿沈渣成分の鑑別-上皮細胞(扁平上皮細胞,移行上皮細胞,尿細管上皮細胞).検査と技術 37:648-652,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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