文献詳細
Laboratory Practice 〈一般〉
文献概要
はじめに
尿沈渣検査において上皮細胞の鑑別は,病変部位の推定,病変の程度,悪性腫瘍発見につながる.
上皮細胞の由来推定は,細胞質の辺縁構造・表面構造など細胞質に特徴が表れ,細胞の良性・悪性所見は核に特徴が表れるとされている.その他にも沈渣の背景所見,細胞の大きさ・形などさまざまな所見を加味し,細胞判定が行われている.
今回は細胞鑑別のポイントを「大きさ・形」,「細胞質の特徴」,「良性細胞と癌細胞の鑑別」をテーマに,3回シリーズで解説する.
尿沈渣検査において上皮細胞の鑑別は,病変部位の推定,病変の程度,悪性腫瘍発見につながる.
上皮細胞の由来推定は,細胞質の辺縁構造・表面構造など細胞質に特徴が表れ,細胞の良性・悪性所見は核に特徴が表れるとされている.その他にも沈渣の背景所見,細胞の大きさ・形などさまざまな所見を加味し,細胞判定が行われている.
今回は細胞鑑別のポイントを「大きさ・形」,「細胞質の特徴」,「良性細胞と癌細胞の鑑別」をテーマに,3回シリーズで解説する.
参考文献
1) 日本臨床衛生検査技師会(編):尿沈渣検査法.日本臨床衛生検査技師会,1991
2) 日本臨床衛生検査技師会 尿沈渣検査法編集委員会:尿沈渣検査法2000.日本臨床衛生検査技師会,2000
3) 日本臨床検査技師会 尿沈渣検査法編集委員会:尿沈渣検査法2010.日本臨床検査技師会,2011
4) 猪浦一人:尿沈渣成分の鑑別-上皮細胞(扁平上皮細胞,移行上皮細胞,尿細管上皮細胞).検査と技術 37:648-652,2009
掲載誌情報