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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻2号

2011年02月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈病理・細胞診〉

乳房温存術における切除断端迅速細胞診

著者: 田村元1

所属機関: 1山形県立中央病院中央検査部病理

ページ範囲:P.119 - P.122

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はじめに

 乳癌手術全体に占める乳房温存術の割合は年々増加し,2008年(平成20年)度には当施設で76.2%(115例/151例)を占めていた.温存乳房内再発を防ぐために切除断端の術中迅速診断が行われるが,さまざまな方法が各施設の事情に応じて施行されているのが現状と思われる.筆者らの施設では8年程前から細胞診と組織診を併用した乳腺切除断端の迅速診断を行っている.本稿では筆者らの行っている実際の手技を紹介し,その有用性と問題点について考察してみたい.

参考文献

1) 三好寛明,田村元,緒形真也,他:乳房温存術における組織診と捺印細胞診を併用した切除断端の迅速診断:その有用性と限界.乳癌の臨床 24:115-118,2009
2) 高橋かおる,秋山太,岩瀬拓士,他:乳房温存治療における断端判定に基づいた放射線治療の役割.乳癌の臨床 21:435-441,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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