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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻6号

2011年06月発行

文献概要

技術講座 生理

うまく見えないときに役立つ心臓超音波検査の描出ポイントとピットフォール(前編)―良好な画像描出のために知っておくべき検査方法

著者: 新田江里1 吉富裕之1 山口一人1 福間麻子1 柴田宏1 長井篤1

所属機関: 1島根大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.415 - P.418

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新しい知見

近年,3次元心エコー法(3-dimensional echocardiography,3DE)の技術革新により,リアルタイム3DEが可能となった.特に,リアルタイム3D経食道心エコー法は,surgeon's viewなどの新たな情報をもたらした.3DEにはLive 3Dモード,Full volumeモード,多断面同時表示(Bi-planeモード,Tri-planeモード),3Dカラードプラモードなど複数のモードがあり,目的に応じて使い分ける.これまでのFull volumeモードでは4心拍以上の画像合成が必要であったが,1心拍で心臓全体の3D画像を収集・表示することが可能になるなど,3DEの進化は今も続いている.

参考文献

ed. Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia,pp1-28,2006
2) 吉川純一(編):臨床心エコー図学 第3版.文光堂,pp56-69,pp226-233,2008
3) 増田喜一,遠田栄一(編著),日本超音波検査学会(監):心臓超音波テキスト 第2版.医師薬出版,pp7-14,2009
4) 水上尚子:右胸壁アプローチによる心房中隔欠損の診断.心エコー 10:858-866,2002
5) 中川純一,那須雅孝:間違いから学ぶ左室壁運動評価.心エコー 8:642-646,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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