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迅速診断用の包埋剤の特質
著者: 小川勝成1
所属機関: 1広島大学病院診療支援部病理検査部門
ページ範囲:P.422 - P.423
文献購入ページに移動術中の迅速診断では,凍結切片作製装置(cryostat)を用いて標本を作製する.その際の凍結組織は,組織内部の酵素や抗原を保持するために細胞構造・物質を迅速に不動化することが重要である.その目的に凍結組織包埋剤を使用する.凍結時間をできるだけ短くし,氷傷による組織の破壊を最小限に抑えることが重要となる.
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