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Laboratory Practice 〈生理〉
乳がん検診用超音波自動ボリュームスキャナは検診を変えるか
著者: 辻本文雄1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学臨床検査医学講座
ページ範囲:P.426 - P.434
文献購入ページに移動わが国で開発された電子スキャナにより1970年代より超音波の臨床応用が可能となり,以後急速に超音波診断装置の改良と普及がなされてきた.超音波を用いた診断・治療の分野は現在に至っても進歩し続けており,最近の10年では,カラードプラ,パワードプラ,デジタルビームフォーマ(超音波断層画像のデジタル化),非線形効果を利用したハーモニックイメージング,超音波造影剤などが普及した1).乳腺領域では組織の硬さを超音波画像に反映させるエラストグラフィあるいは組織弾性イメージング,乳房自動走査装置などが開発され,臨床応用されつつある.乳がんのスクリーニング装置である乳房自動走査装置〔超音波自動ボリュームスキャナ,automated breast volume scanner(ABVS)〕は,検査士の技量によることなく,乳房全体をくまなく短時間で走査することができる.種々のものがあるが,当院で米国Siemens社と共同研究中のACUSON S2000 AVBSについて,その乳がん検診における有用性と将来展望について述べる.
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