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文献詳細

雑誌文献

検査と技術39巻8号

2011年08月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈生理〉

ホルター心電図検査―行動記録の上手な利用法

著者: 髙野小百合1

所属機関: 1河北総合病院中央検査科

ページ範囲:P.607 - P.612

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はじめに

 長時間心電図記録のホルター心電図検査は,不整脈,狭心症,ペースメーカーの機能診断や薬物療法の効果判定の目的で行われる.さらに12誘導心電図では正常であるが,患者の訴える胸痛,動悸,息切れ,めまいなどの一過性の症状による心電図異常の有無を判断するために検査が行われる.ホルター心電計装着中には,行動記録を患者に渡し装着中の行動や症状を記載してもらう.患者が記載した行動記録は,医師が結果を判断する際に重要な情報が含まれている場合が少なくない.そのため,行動記録は診断に必要な情報を入手する一つの手段であるので十分な説明が必要である.また,行動記録に記載された症状などを医師が判断するのに必要な情報として解析結果に反映する必要がある.

参考文献

1) 井上博,村川裕二,安喰恒輔:ビギナーからエキスパートまでのホルター心電図パーフェクト.中山書店,2006
2) 第22回関東甲信越地区臨床検査技師会生理検査研究会研修会テキスト

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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