文献詳細
文献概要
測定法の基礎理論 なぜこうなるの?
白血球の核
著者: 大北威1
所属機関: 1広島大原爆放射能医学研究所血液学研究部門
ページ範囲:P.731 - P.734
文献購入ページに移動1.細胞核の構造と働き
細胞には核をはじめいろいろな基本的構造や小器官があって,これらの構成要素はそれぞれに役目を分担している.細胞核には,細胞の遺伝的な特異性を決定し,かつ細胞の代謝活動を支配する遺伝情報物質DNAが含まれている.従って核は,細胞の生合成反応の司令中枢と考えられている.
細胞核の重要性は19世紀の終わりには既に指摘されていて,例えば原虫細胞を切断した場合,核が残っていれば細胞は完全に再生されるが,核がないと死滅することが明らかにされている.
細胞には核をはじめいろいろな基本的構造や小器官があって,これらの構成要素はそれぞれに役目を分担している.細胞核には,細胞の遺伝的な特異性を決定し,かつ細胞の代謝活動を支配する遺伝情報物質DNAが含まれている.従って核は,細胞の生合成反応の司令中枢と考えられている.
細胞核の重要性は19世紀の終わりには既に指摘されていて,例えば原虫細胞を切断した場合,核が残っていれば細胞は完全に再生されるが,核がないと死滅することが明らかにされている.
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