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文献詳細

雑誌文献

検査と技術4巻10号

1976年10月発行

文献概要

測定法の基礎理論 なぜこうなるの?

白血球の核

著者: 大北威1

所属機関: 1広島大原爆放射能医学研究所血液学研究部門

ページ範囲:P.731 - P.734

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1.細胞核の構造と働き
 細胞には核をはじめいろいろな基本的構造や小器官があって,これらの構成要素はそれぞれに役目を分担している.細胞核には,細胞の遺伝的な特異性を決定し,かつ細胞の代謝活動を支配する遺伝情報物質DNAが含まれている.従って核は,細胞の生合成反応の司令中枢と考えられている.
 細胞核の重要性は19世紀の終わりには既に指摘されていて,例えば原虫細胞を切断した場合,核が残っていれば細胞は完全に再生されるが,核がないと死滅することが明らかにされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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