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技術講座 血清
沈降反応
著者: 米屋乃夫子1
所属機関: 1国立病院医療センター臨床検査科
ページ範囲:P.748 - P.752
文献購入ページに移動 沈降反応とは反応にあずかる抗原(沈降素原,precipitinogen)と抗体(沈降素,precitipitin)が反応することによって沈殿(沈降物,precipitate)を生ずる抗原抗体の総称で,1897年Krausによってこの現象が認められて以来数多くの事実が発見され,現在,血清学,微生物学のみならず法医学,公衆衛生学の領域まで応用領域が認められている.今回は応用領域のうちで私たちの検査室で日常多く用いられている重層法,混合法,ゲル内拡散法などについて述べる.
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