文献詳細
文献概要
最近の検査技術
二波長測光法
著者: 内藤茂昭1 高畑藤也2
所属機関: 1日立製作所計測器事業部理化学機器部 2日立製作所那珂工場光装設部
ページ範囲:P.761 - P.766
文献購入ページに移動1951年にペンシルバニア大学のBritton Chanceにより二波長測光法が開発され,特に生化学分野でよく取り扱われる生体試料の濁りによる光散乱の影響を装置的にマスキングする糸口をつかんだ.その後の種々の研究により,二波長測光法が臨床化学検査で大きな効果のあることが数多く報告され,最近では臨床検査用光度計や自動分析装置,レイトアッセイ分析装置などに本方式が多く採用されるに至っている.
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