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文献詳細

雑誌文献

検査と技術4巻11号

1976年11月発行

文献概要

測定法の基礎理論 なぜこうなるの?

Zimmermann反応と17—ケトステロイド測定

著者: 仁科甫啓1

所属機関: 1虎の門病院生化学科

ページ範囲:P.807 - P.810

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 1935年,Zimmermannによってステロイド骨格のC17位にケトン基を有するステロイドがm-ジニトロベンゼン(m-DNB)のアルカリ溶液中で赤色になることが見いだされ,翌1936年には尿中17-ケトステロイド(17-KS)測定にこの反応が用いられた.この17-KSとm-DNBとの反応は発見者の名にちなんでZimmermann(ZM)反応と呼ばれている.この反応はその後,多くの改良がなされたが,現在でも利用され続けているユニークな発色反応である.しかも,現在のところ,このZM反応にとって代わる17-KS測定のための優れた他の発色反応は出現していない.
 そこで,今回もステロイド発色反応であるZM反応と17-KS測定について,その発色機構及び測定上の諸問題について解説を試みる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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