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薬剤の摂取は,患者や供血者の直接抗グロブリン試験,時には間接抗グロブリン試験陽性の原因となりうる.これら陽性反応ならびに薬剤による免疫性溶血性貧血の最も多い原因は赤血球自己抗体の産生である.これらの自己抗体は,生体外においてその薬剤が存在しなくても患者自身の赤血球と反応し,しかも通常大部分の他の正常人赤血球とも反応する.この種の反応の原因となる定型的な薬剤はα-メチルドーパ(商品名:アルドメット)である.
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