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文献詳細

雑誌文献

検査と技術4巻11号

1976年11月発行

読んでみませんか英文論文

輸血前検査における薬剤ならびに化学物質に関連した問題点

著者: 河合式子1 河合忠1

所属機関: 1自治医大臨床病理

ページ範囲:P.819 - P.820

文献概要

 薬剤の摂取は,患者や供血者の直接抗グロブリン試験,時には間接抗グロブリン試験陽性の原因となりうる.これら陽性反応ならびに薬剤による免疫性溶血性貧血の最も多い原因は赤血球自己抗体の産生である.これらの自己抗体は,生体外においてその薬剤が存在しなくても患者自身の赤血球と反応し,しかも通常大部分の他の正常人赤血球とも反応する.この種の反応の原因となる定型的な薬剤はα-メチルドーパ(商品名:アルドメット)である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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