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文献概要
病人と病気と病院
病院情報システム
著者: 河村徹郎1
所属機関: 1大阪府立成人病センター
ページ範囲:P.95 - P.98
文献購入ページに移動 最近,コンピューターや自動化機器をベースとした医療のシステム化への関心が急速に高まっている.この背景としては,医療需要の増加や,医療技術の進歩に伴い,医療情報の量が飛躍的に増加しつつあること,一方では必要な医療従事者が不足していることが挙げられる.医療のシステム化とは,近年急速に進歩してきた情報処理やエレクトロニクスなどの工学技術を,医療の分野へ導入し,先に述べたような現状に対処しようとするものであるといえよう.更にこれらの技術を,医療の質的な向上のために積極的に利用しようとする考え方もある.
医療の分野における,コンピューターを中心とした情報処理技術の応用は多岐にわたるが,ここでは病院の総合的な運営の改善をはかることを目的とする病院情報システム(Hospital Information System;HIS)について述べる.
医療の分野における,コンピューターを中心とした情報処理技術の応用は多岐にわたるが,ここでは病院の総合的な運営の改善をはかることを目的とする病院情報システム(Hospital Information System;HIS)について述べる.
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