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ひとこと
人間にとっての機械
著者: 仁木偉瑳夫1
所属機関: 1国立八日市病院
ページ範囲:P.122 - P.123
文献購入ページに移動 日常の検査業務で我々を取り巻く機械が多くなってきた.生化学自動分析機械,血球カウンター,組織の自動包埋,自動染色,ついに白血球の自動分類,心電・心音図の自動診断など,自動化はますます進んでいる.
こうした機械に取り巻かれていると,毎日の検査業務が機械中心になり,人間は機械に使われ,追い回され,スイッチのON,OFFだけをやっているような感じさえしてくる.こうなると,今まで苦労して修練を積んできた検査手技,あるいは知識はもういらないのか,自分の能力の発揮できる余地はどんどんなくなっていく感じが強い.人間にとって"機械はいったい何なのか".
こうした機械に取り巻かれていると,毎日の検査業務が機械中心になり,人間は機械に使われ,追い回され,スイッチのON,OFFだけをやっているような感じさえしてくる.こうなると,今まで苦労して修練を積んできた検査手技,あるいは知識はもういらないのか,自分の能力の発揮できる余地はどんどんなくなっていく感じが強い.人間にとって"機械はいったい何なのか".
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