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文献詳細

雑誌文献

検査と技術4巻2号

1976年02月発行

文献概要

技術講座 病理

細胞診検体の取り扱い方・7—穿刺標本

著者: 黒木須雅子1

所属機関: 1愛知県がんセンター病院臨床検査部

ページ範囲:P.150 - P.152

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 細胞診における検体採取法の一つに,注射針などの器具を用いて組織,臓器あるいは体腔を穿刺し,陰圧にて吸引することにより細胞を得る方法があり,穿刺細胞診と呼ばれている.この方法は,試験切除の不可能な腫瘤にも施行でき,皮膚切開を加えることなく検体が得られるので被検者にとって苦痛も少なく,また短時間で診断可能であるなどの利点があり,極めて応用範囲が広い.しかしそれだけに検体の性状は様々であり,各部位の病理組織学,細胞学的知識の習熟とともに,検体の性状や検査目的に応じた適切な処理法が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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