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文献概要
基礎から応用へ
光の検出器
著者: 戸川達男1
所属機関: 1東京医科歯科大医用器材研究所
ページ範囲:P.181 - P.184
文献購入ページに移動 人間は,非常に出来の良い眼を持っているので,自然界で光を捕らえることにさして不自由は感じない.人間の場合,光源に関しては,火を発見するまで全く無力であったけれど,光の検出の方は,高感度のフィルムやテレビカメラより優れた光検出器を持っているわけである.
しかし,眼で感じる明るさは主観的なもので,光の強さを定量的に表そうとすれば,主観の入らない機械の眼が必要になってくる.機械の眼は,文字を読んだりすることは人間の眼にはまだ到底及ばないが,光の強度が正確に測れることとともに,眼に感じられない赤外や紫外の検出ができる点で,かけがえのないものである.
しかし,眼で感じる明るさは主観的なもので,光の強さを定量的に表そうとすれば,主観の入らない機械の眼が必要になってくる.機械の眼は,文字を読んだりすることは人間の眼にはまだ到底及ばないが,光の強度が正確に測れることとともに,眼に感じられない赤外や紫外の検出ができる点で,かけがえのないものである.
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