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技術講座 血液
血小板凝集能
著者: 馬場百合子1
所属機関: 1東京医大病院中検
ページ範囲:P.216 - P.218
文献購入ページに移動 血小板が異物面に付着することを血小板粘着というならば,血小板相互が付着し凝集塊を形成する現象を血小板凝集という.
血小板が血管壁の損傷局所の膠原線維や血管基底膜に粘着すると,血小板内のADP(adenosin diphosphate)が放出され,その局所にADPが増加して,血流中の血小板が粘着した血小板を中心にして凝集塊を作る.そして凝集すると血小板因子(第3因子,第4因子など)が放出される.
血小板が血管壁の損傷局所の膠原線維や血管基底膜に粘着すると,血小板内のADP(adenosin diphosphate)が放出され,その局所にADPが増加して,血流中の血小板が粘着した血小板を中心にして凝集塊を作る.そして凝集すると血小板因子(第3因子,第4因子など)が放出される.
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