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文献詳細

雑誌文献

検査と技術4巻3号

1976年03月発行

文献概要

技術講座 病理

細胞診検体の取り扱い方・8—術中標本

著者: 市場正敏12

所属機関: 1東京都がん検診センター呼吸器科 2東京医大外科

ページ範囲:P.225 - P.228

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術中細胞診はどのような意義をもつか
 細胞診はその簡便さ,迅速性からみて,術中凍結標本による迅速組織診の補助診断法として極めて有用であり,特に迅速組織診のできない施設,また病理医の常在しない場合にはその価値は高い.一般的には細胞診は病理診に比較すると,その分別能力は劣るが,採取検体の量的及び質的面,あるいは検体採取の技術面で病理診断が不能であり,細胞診により初めて診断可能となる症例も少なくなく,病理診断と細胞診と併せて行うことが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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