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技術講座 生化学
LAP,γ-GTP
著者: 溝口香代子1
所属機関: 1慶応病院中検
ページ範囲:P.349 - P.354
文献購入ページに移動 血清ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)及びγ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP)活性値は,肝・胆道疾患の診断に有効な検査データとして注目されている.これらの値は,アルカリ性ホスファターゼやトランスアミナーゼなど他の酵素活性値と比較した総合解析により,酵素診断という観点から,より的確な情報を提供するようになってきた.測定法については,LAPは1950年代初め,γ-GTPは1960年代初めからいろいろの方法が報告されてきたが,現在はいずれも合成基質を用いる方法が普及している.
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