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文献詳細

雑誌文献

検査と技術4巻6号

1976年06月発行

技術講座 一般

尿検査・1—外観,反応(pH),比重

著者: 佐藤春枝1

所属機関: 1前橋赤十字病院検査部

ページ範囲:P.443 - P.444

文献概要

外観
 尿の一般検査の第一段階として大切なものに外観がある.外観とは尿そのものの色調,清濁,臭気などを観察するもので,物理的,化学的検査をする前に検するものである.この段階で異常を見つけることもまた,医師の診断上非常に役立つことになる.昔の人は自分の尿の色が変わったことにより体内の異常を知ったと言われているが,主治医が全部の患者の尿を観ていられない現在,検査担当者が十分注意をはらうべきである.正常健康人尿は淡黄色から黄褐色で,清澄,芳香性の臭いがある.1日尿量は健康成人で1,000〜1,500mlである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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