文献詳細
文献概要
最近の検査技術
ガスクロマトグラフィー
著者: 住野公昭1
所属機関: 1神戸大・公衆衛生
ページ範囲:P.445 - P.451
文献購入ページに移動 どこの臨床検査室にもある記録計の緑インクを濾紙の上に1滴落とし,その上から水を数滴落としてみよう.数分後に同心円状に広がったインクをみると見事に青,黄,緑の色分けができているのが観察できる.この濾紙クロマトグラフィーの発見で,Martinはノーベル賞を受賞した.
1952年,彼とJamesが分配ガスクロマトグラフィーを発表し,以後の発展は目覚ましいものがある.現在濾紙クロマト,ガスクロマトのほかに,イオン交換クロマト,薄層クロマト,ゲル濾過クロマト,種々の吸着クロマトが物質の分離,精製,構造の研究なで多方面に利用されている.
1952年,彼とJamesが分配ガスクロマトグラフィーを発表し,以後の発展は目覚ましいものがある.現在濾紙クロマト,ガスクロマトのほかに,イオン交換クロマト,薄層クロマト,ゲル濾過クロマト,種々の吸着クロマトが物質の分離,精製,構造の研究なで多方面に利用されている.
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