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文献詳細

雑誌文献

検査と技術4巻7号

1976年07月発行

文献概要

測定法の基礎理論 なぜこうなるの?

心電図記録の軌跡・4—誘導について

著者: 本橋均1

所属機関: 1結核予防会総合検診センター

ページ範囲:P.497 - P.500

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 心臓の収縮時に示す電気現象を体外に取り出して,これを1つの図形として示したものが心電図である.この体外に取り出す操作を誘導という.ただし,電気学一般では,誘導とは"induction"の訳語で,誘導起電力,誘導コイルといった形で用いられる.
 初めてヒトの心電図を記録したA. D. Wallerはleading-offという文字を用いている.この語だと導出というほうが合理的であるが,ここでは慣習に従って誘導の文字を用いる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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