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文献詳細

雑誌文献

検査と技術4巻7号

1976年07月発行

文献概要

技術講座 生理

電気生理検査・3—アーティファクト,安全問題

著者: 清水加代子1

所属機関: 1東北大医療短大

ページ範囲:P.515 - P.519

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アーティファクト
 生体現象を電気的に記録する場合,記録装置の出力に雑音がみられることがあり,これが問題になることは前回に述べたとおりである.この出力に現れる雑音のうち,内部雑音についてはすでに述べたので,ここでは外部雑音であるアーティファクト(artifact;人工雑音)をとりあげる.
 生体信号を記録する際,しばしば悩まされるのが目的とする信号以外のアーティファクトである.生体信号は微小信号であるため,アーティファクトがわずか混入しても大きな障害になり,日常検査はアーティファクトとの戦いであるといえよう.実際には,アーティファクトをどうしても避けることができない場合もあるが,多くの場合はその原因を探すことによって除くことができるので,できるだけ努力して除くことが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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